かわいいギターを買った話
かわいいギターを買いました。
早速ですが見て欲しい…ℒℴνℯ…
MADE IN JAPAN TRADITIONAL '60s STRATOCASTER LIMITED RUN FIESTA RED STRIPE
という名前です。
以下スペック
Body: Basswood
Finish: Polyester
Neck: Maple
Neck Shape: "U" Shape
Scale Length: 25.5" (648 mm)
Fingerboard: Rosewood
Fingerboard Radius: 7.25" (184.1 mm)
Number of Frets: 21
Fret Size: Vintage-Style
Nut: Bone
Nut Width: 1.650" (42 mm)
Position Inlays: White Dots
Pickups: Vintage-Style Single-Coil Strat×3
Controls: Master Volume, Tone 1. (Neck Pickup), Tone 2. (Middle Pickup)
オンライン限定かつ、少数本のみというあざとい売り方をされていて買ってしまいました。fenderはここのところECとかイベントでの販売をとても頑張っていてすごいと思う。
記事はこれ。
https://shop.fender.com/ja-JP/product-online-limited-no3
このストライプが入ったモデル、60's当時も出てたの?と思って調べたら出ていなさそうでした。直近の物だと2002年頃出たJohnMayerモデルに似ています。
Fender Stripe stratocaster - Google 検索
今まで流通していた日本製のものは、皆さんご存知の通りFenderが神田商会に名前を貸していて、神田商会のオリジナルブランドとして出ていた物でした。(以降FenderJapanと記します)
最近その契約を打ち切って本家Fenderが日本支社を立ち上げて初めて製作したラインがこいつのようです。(なお工場は神田商会の頃と一緒)
シニアマスタービルダーのクリスフレミングが製作を監修しています。
以下コピペ
クリス: (日本工場は)以前から高いクラフトマンシップを誇り、美しい製品を製造し続けてきました。仕上げも完璧です。私がこのプロジェクトに参加することになり、改善できたと思う点は、トラスロッドの設置方法、指板の固定方法、フレットの装着、そして最終的なセットアップです。これらの変更内容は、目に見えないところにおける改善がほとんどですので分かりづらいかも知れませんが、実際の製品を手にしたら、機能性と演奏性が向上したことがすぐお分かりになると思います。
Chris Fleming Interview | Fender
ふーん(^ω^)
触った第一印象はたしかにFenderJapanより良い感じな気がしました。
それでは早速!
~~付属品~~
箱
USAやMEX製の物と同じ物が使われています。そういえばFenderJapanの箱って見たこと無いんですが、どんな奴だったんですかね?
あと箱の表面にシールくっついてました。
お店に出てる奴は大体これピックガードに張ってありますよね。
ケース
デカデカFENDERと書かれているクソダサケースから変わりました。
しかしSquierのケースと変わらない薄さです…凄く値上げしている感がありますが、この辺はコストダウンでしょうか。
ケースのタグ(made in china)
マニュアルとか
MEXと全く同じになっている!
マニュアルの中身
ちゃんと日本語。
最近My First Fenderで宣伝していますし、ビギナーに良いようにってことですかね~とても細かく丁寧に書いています。好印象。
ガワはこんな感じ。
~~本体~~
ネック裏
シリアルナンバーがネックジョイント部からヘッド側に移っています。ちなみに、シリアルの始まり方は箱にもあったようにJD17…となっています。製造年は明らかです。
Uシェイプで太く、握り心地は良い感じです。
FenderだとシックCシェイプが好きなのですがUも良いですね。
あと、写真では伝わらないですが、FenderJapanのものより塗装が薄くなったような…MEXを触ってるのと変わらない気がします。好感。
大昔に本当に厚塗りなテレキャスを持っていたので、若干その補正が入ってると思います。
ネック表(なぜか裏と違ってアップ)
この辺はそこそこ。安価帯によくある白導管も若干見えているって感じです。(箇所は少ない)
フレットは細くて低めです。ここがダンロップ6105みたいにデカかったら嬉しいのにな~。端の処理はしっかりしています。
ナット周り
精度良さそう。表面がとてもザラザラしている(小並感) 詳しくないので割愛。
弦高
初期セットアップが12Fで6弦側3.5mm 1弦側3mmなので高めでしょうか。
高いですがテンションは緩めなので弾きやすいです。弦は09-42が張ってあります。
セットアップ変えたって書いてありましたがそんな気がしますね~。
ボディPU高
以下6弦側 1弦側の順
フロント 5mm 3mm
センター 4mm 2.1mm
リア 3.5mm 2mm
弦押さえない状態で上記になります。
わりとポジション毎の差が激しいような。
ブリッジ
ハードはFenderJapanと同じなように思います。この辺は素人目ですが弦高が高い割に1弦側の下の余裕が無いような。ナットが高めなんですかね。
~~以下分解編~~
裏蓋をとった図
3本ストレート張りでした。残り2本を付属してくれなかったのが少し残念。
初回のネジ外した瞬間MEX的な木クズがバラバラ出る感じが全く無くて良いなと思いました。綺麗に作っていて好感。
ジョイント部①
ここ、ポイントだと思ったのですが、
ボディ側の穴が広めに作られています。
(ちなみにネックとのジョイント部も外した時も全く木クズが出ませんでした。ちゃんと組み直してるか穴開けてからジョイントしてるんですかね?)
わざわざGIFにした。
この部分、FenderJapanだとボディの頭からネジで回していたような気がしますが、良い感じになりました。ここがスンナリ入るギターは良いギターと聞いたことがあるのですがどうなんですか?教えてエロい人。
ジョイント部②
相変わらずここは超精度高くてすっぽり状態。
MEXなんかは意識してネックの取り付けを行わないと、斜めってしまう時ありますが、こいつはそういうのが全く無さそうです。あと、ありがちな変なデカい穴ぼこがありませんね。好感。
ザグり
お弁当箱じゃない!!!!!ストライプかわいい!
わーいやるじゃん日本工場。
ここで我が家の2015年製MEXの中身を見てみましょう。
そっと閉じます…。
ピックアップ
国産あるあるっぽいPU下になんか変な棒みたいなのがついてる…。
配線は安っちいけど可です。ポットと5wayにはCTS製のものが付いてます。うれしい。
ここまでのまとめ
作り良い!!好感!
ハードは申し分無いです。シンプルかつ丁寧に作られているので手入れもし易いのではないでしょうか。MADE IN JAPAN TRADITIONALはいいぞ。
肝心の音は…?
記事書くのに疲れたので赤ちゃん演奏ですが撮りました。iPhoneなので音悪い。
⇒⇒久し振りにブログを開いたら、
凄いPV数付いてて恥ずかしかったので動画差し替えました笑 2020/01/19
ボディがアルダーじゃなくバスウッドってどうなんや…ゲテモノやんけと思っていましたが、出音は素直かつバランスが良くて扱いやすいです。
アルダーよりも若干音のレンジが広い気がするぐらいですかね?(動画からはあまり伝わらない)
当個体の重さはバスウッドの割にけっこう重くて4キロピッタリぐらいでした。
PUは若干ハイ強めなのでトーン絞り目でやっています。最初弾いた時扱いづらいかなぁ~と思ったけれど慣れてくると有りな気がしてきました。(最早最近弾ければ何でも良いのかもしれん…。)
ですが少しノイジーなので飽きたら変えましょうかね。
動画取った後にスペックシート見て気づいたのですが、リアのトーン効かない仕様でびっくりしました。配線し直そう…。
追加:元々レアフェンダーが作った頃はカウントリー向けを意識していて、フロントセンターが基本で柔らかい音、リアはキツい飛びもの要員なのでトーンを付けないのが主流だったそうです。(初めて知りました…)こいつもそれを踏襲しているそうな。 我が家にあるのは全部リアトーン付いてたので驚きました。
まとめ
MADE IN JAPAN TRADITIONALはいいぞ。
また何か気づくことがあったら追記します(^ω^)
おわり